新日本プロレスとかいう至高のエンターテイメント
先日ご招待を頂きまして、人生初の新日本プロレス観戦に行ってまいりました!
初学者ではありますが、これからもハマりそうな予感ですw
< ざっくり見出し>
1) いかに観客を沸かせるか?
3カウントしたら負け、場外で20秒経ったら負け、という程度の知識だけで行ってしまったのですが、結論むちゃくちゃ楽しめました。
・入場時のくっそ豪勢なPV
・場外で鉄柵にぶつかった時のくっそ痛そう感
・技を受け損なった時のくっそ痛そう感
・ヒール役が乱入した時の観客のブーイング
・ネタに走って笑いを取る選手
・小柄で終始劣勢だった選手が、逆転勝ちする時の大歓声
・観客どうしの応援の声量勝負
(ファイナルで岡田選手がドロップキックを放つ様子)
などなど。。
最初は、BGMの音がでけえ、怖そう、痛そう、というビビリっぱなしの感情しかなかったのですが、気づいたら叫んで応援してましたww
怖いとか痛そうとかいうところ含め、負の感情の起伏が半端ないのがこのプロレスの特徴で、ヒール役が来たときとか、会場全体がくっそ負のオーラに包まれますw
一方。
応援してた選手が3カウントとった時の会場の盛り上がり、
棚橋と岡田の試合のときの棚橋コールと岡田コールの接戦など。
観客はその負のエネルギーを正に転換するのです。
この負と正の感情の起伏が半端ないのが特徴かと思います。
結局、どのプレーヤーも必要で、会場を負に満たすことも必要だし、それを正に転化するプレーヤーも必要なんだなと。
プロレスは特に技の出し手よりも、受け手がしっかりしないと双方怪我することも多いので、一致団結したレスラー達の職人芸を見させていただきました。
(鈴木みのる選手は本年50才。個人的には真壁選手の受けに感極まりました)
2) ストーリーは背景を知ることで楽しみが倍増する
ルールを正確に知れた方がその行動の意図が分かって楽しめるのは間違いない。
あと、決め技とかプレーヤーの状況とか知れるとより一層観戦の楽しみが湧きます。
(棚橋選手は足の健が残り1本しか残ってないのに試合で足を重点的に攻撃されてたとか、その背景を知ってたら応援したくなります)
(真壁選手はジャラジャラつけて登場するが実は金属アレルギーで、このジャラジャラは特殊加工している)
3) マーケティングの重要性
そんな新日本プロレスも、動員に伸び悩んだ暗黒の時代が長かったようです。
イケメンレスラーや登場時のPVの充実など、地道な改善を重ね、今女性の集客増の結果があるようです。
(後ろの席で、「やっちまえ」「殺せ」「あの筋肉がたまらん」とか言う女性が結構いたのは楽しかったですw)
ハラハラするし、叫んでスッキリできるんですが、やはり女性が見るものというイメージが昔は無かったかと思うので、相当な集客努力を地道にやられて来られたのかと思います。今はSNSもありますし、だいぶ女性にもリーチするようですね。
『高松から鹿児島ッ‼️』。 ー アメブロを更新しました#真壁刀義https://t.co/jwq9erg4tw
— 真壁 刀義 (@GBH_makabe) August 11, 2018
(真壁先生のtwitterフォロワーは15万人。ブログの食レポが圧巻)
試合構成もよく考えられており、前半は消化戦ではなく次世代の若手に試合を積ませるという将来への種まきも意識されてました。
今の棚橋選手人気に頼るだけではなく、evil(若干31才)の試合も相当湧いてましたし、こういう属人性が高い競技だからこそ、これからもスターを排出し続けていくための工夫が見て取れました。
4) 至高のエンターテイメントである
これほど感情の起伏があり、叫べて、かつ笑いも起こるという参加型のエンタメは他にはないのではないでしょうか。
ボクシングなどのプロスポーツとは違う、エンタメとしてのポジションがプロレスにはあります。
ちょっと週刊プロレス買ってこよ・・・
では、また。