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地方のコミュニティに残り続けることのヤバさ。就活生は東京勤務一択だ

僕の地元は京都なのだが、大学時代の滋賀県の一人暮らしを境に、

京都⇨滋賀⇨千葉⇨東京⇨神奈川と引っ越してきた。

 

東京では2箇所に住んでいたので、今が6箇所目の拠点となる。

 

地方就活生向けに書いてみたが、

結論、在学中にやりたいことなんて分からないんで、

東京で絶対働くべし、ということだけが言いたい記事。

 

大学時代の自分にタイムスリップ出来るなら届けたい。

是非、参考にしてもらえると嬉しい。

 

< ざっくり見出し> 

 

 

1) 東京は意外とコストがかからない

 

AIが業務を自動化していく時代、どういう人材が価値ある人間なのだろう。

答えとしては、「事象をつなぎ合わせ、その結果から意思決定を行える人間」

である。

 

例えば、「IT×金融=Fintech」のような業界選定軸の話。

例えば、今のユーザーが何を求めているか、業界のトレンドはどうかといったマーケット軸の話。

 

自分の頭で考えて組み合わせるべき事象のパターンは無限にある。

 

組み合わせた結果を元に

「Edtechアプリを私立校に導入し、その生のマーケティングデータを○○社業界向けに売る」とか、意思決定するのがビジネスである。

 

IT軸×○○業界×●●×□□

 

こういった組み合わせを繋ぎあわせ意思決定することは、AIには出来ないことであり、

この組み合わせが独自であればあるほど、上手く行った場合の価値が高い。

 

で、結局これらの組み合わを意思決定する上で、

市場分析はもちろんだが、「実際に肌感としてその現場を見に行く」ことが相当重要である。

 

その点で、人・カネ・モノが集まる東京では、現場の視察コストが極めて低い。

 

渋谷でもぷらぷら歩けば、広大なマーケットに接することが出来る点が東京の圧倒的なメリットだ。最新の広告も知れるし、カスタマーインタビューも無限にできる。

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(渋谷・新宿の面積ベースの交通量は世界有数である。人が集まるところには金やアイディアが集まる)

 

もし地方に住んでいたとして、月1回東京にいくだけで往復で数万円はかかる訳だし、自分が価値ある人材になるためのビジネス観を養うためには東京在住一択である。

 

金が無い場合は、風呂なし4条アパートでも住めばいい。

北区とか地盤がずぶずぶだから、安く住める。

 

地方だと仮説検証へのコストがかかりすぎる。

それは学びの速度を大幅に下げることを意味する。

 

2)やりたいことなんて分からない

 

to do型とbeing型、という話がよく言われる。

 

前者はイチローのようなやりたいことが明確な人で、全人口の数%程度だろう。

後者は「こうありたい」というライフスタイルベースで願望を持っている人で、これが残りの全てを締める。

例えば「時間や場所に囚われたくない」というレベルでも抽象的に将来像を持っている人は、being型だ。

 

では、その状態はどういう状態か?

ということから逆算し、足りないスキルセットを埋めていく、というライフプランニングをしておけば十分かと思う。

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イチローの自伝を読んで自分のやりたいことが見つかるわけではない。ライフスタイルベースで考えよう)

 

being型のプランニングの例

ゴール:時間や場所に囚われず働ける仕事をする

制作物ベースで受注できる仕事の受注先と、どこでも出来る仕事のスキルセットが必要

仕事の受注先:見込みクライアント数が多い方がよいので、そのエリアを探す

スキルセット:受注開発・プログラミング・ライティング等の業務だと納品物ベースで可能なので、受注単価がどの程度かも勘案し学べる会社を探す

見込みクライアント数:東京が一番多い

受注開発を学ぶ:大手受託会社で実際に勤務し、受注のコスト感、工数を学んで見る

 

みたいな感じ。

 

 

僕の場合

ゴール:金には困らず時間がある状態

(今ここ)タネ銭を元に証券会社時代のノウハウで運用しつつ、

Fintech企業で、金融の分かるPMとして勤務。

勤務時間はベンチャー時代の半分程度、証券会社時代の年収に戻る

(一つ前)営業のみのビジネススキルでは働き方の汎用性が低いため、

未経験だった事業構築・PMを経験する目的でベンチャー企業を経験

(一番最初)タネ銭を作るため、0から稼ぐ力をつけるため、

資産運用ノウハウを得るため、経営者の知り合いを作るため、

東京本社にて証券営業を経験

 

こんな感じで人生が流れ着いている。最初は今現在のスタイルは予定しておらず(当初の計画では30才で数億円あり、人生イージーゲームの予定であったw)

諸々微修正&下方修正重ねた感じだが、漂いながら人生を良くしていくスタイルも悪いものではない。

 

 

3) 実家という誘惑

 

身も蓋もないが、親は暇だ。

今まで育ててきた子供が自立すると、彼らの人生には一気に可処分時間が出来る。

そのため、どうしても寂しそうにしがちだが、放っておこう。

 

実家だと家賃を払わなくていい、なんてこともあるが、機会損失が大きすぎる。

成長を助けてくれるのは親ではなくて、社会だ。

若い内から荒波で揉まれることに慣れよう。

 

 

4) 基盤築いてから地方戻ったら無双できる

 

東京で事業基盤作ってから、地方へ戻ったら良い。

その場合は既存スキルを横流しするだけで、地方では活躍できるであろう。

slackを使った働き方を導入するだけで、すげえ、、ってなるはずだ。

 

そもそも物価家賃が東京より安いので、今までの家賃でも、エリアによるが1.5~2倍の間取りで暮らすことができる。すると生活の質は相当上がる。

 

注意点としては、東京を離れると新しい学びも相当減るので、新たな学びは激減する。

まあ別に成長とかいらないし、家族とゆっくり暮らしたい、という気持ちになってからその選択をするのがオススメ。

このあたりは個人の価値観である。

 

 

以上、これから70才まで働かないといけない世の中、

ライフプランニングをする一助になれば幸いです。

 

では、また。